寺地が矢吹に雪辱して世界王座奪回。
正直、あるべきところに戻ってきた印象です。矢吹をDISるわけではないのですが、矢吹が世界王座を防衛した後の展開からするとここで王座が移動した方が良かった様に思います。
1.一部での王座タライ回しがリセット
※矢吹が防衛した場合は再起した山中竜也を挑戦させるという噂を聞きました。今回の試合は真正ジムのプロモートということもあったのも気にかかりましたしね。
山中が然るべき実績をライトフライで積んで挑む分にはいいのですが、ブランク明けで1戦行っただけですし、試合の度にCTでの検査を義務づけられてる状況では・・・しかもWBOのミニマムを獲ったときもOPBFのミニマムを決定戦で獲得して一度も防衛戦を行わないで福原に挑んでの戴冠には割り切れないものを感じたものです。
コロナ禍で仕方無いのかもしれませんが、そろそろ外国人の入国規制も緩和されてきますから、お仲間でベルトを囲い込むのだけは止めて欲しいですね。
2.王者の待遇
※実際はわかりませんが、SNSで矢吹が戴冠直後に引退を口にしたり、ファイトマネー等に不満を表してるのが目に付いたので、世界王座を獲っても自分のところの選手に儲けさせることが出来ないプロモーターってどうなのかなと思いました。
緑ジムといえば以前は飯田や戸高の世界戦で名古屋の愛知県体育館で興行を打ってた印象もありますが、今は昔。
もし、自分のところだけで十分な待遇が与えられないならば、長い物に巻かれろではないですが、大橋や帝拳と相乗りでもすべきでは無かったんじゃないですかね。派閥やプライドはあるにしてもそれで食えなければ仕方無いわけですし。
それで自分のところの選手の知名度が上がれば次に繋がるでしょうし。矢吹にしろ、森武蔵にしろ勿体無いですよ。
寺地はコロナ禍以前には海外誌でも軽量級ながら、日本人としては井上尚弥に次ぐ評価を受けてたので、いろんな状況があるにしろ矢吹に負けて王座陥落したのは驚きました。
ジャッジとか頭突き疑惑とか、レフェリングとかいろんな面でケチが付いたのは不幸でしたが、それだけに今回の試合での結果や内容が問われてたわけですが、ある意味、順当な結果に落ち着いたわけです。
矢吹にとっては残念ですが、逆に敗北や挫折から這い上がる行程を見せるのもプロの矜持。勝者は勝者の、敗者は敗者のドラマを見せて我々ファンを魅了して欲しい。