2013年4月にIBFとWBOが解禁されて4団体時代になって、9年目を迎えようとしています。当初は世界的な趨勢に乗って、日本で今まで観れなかった王者の来日や、4団体統一を目指す日本人が現れることを期待してたのですが、実際に4団体統一を目指してるのは井上尚弥だけですね。他は目指すことが出来ないのか、目指す気が無いのか。
よくWBAが同一階級での王座の乱立が問題視されます。
正規以外にスーパー、暫定、休養、名誉・・・WBCもフランチャイズ王座を認定してますが、幸いにして国内にはまだ適用されてません。
IBFは今は問題がある様には見えないものの、だからこそ敬遠されてる様にも思います。
しかし、個人的にはWBOが一番の問題の様な気がします。日本市場に食い込むためなのか、WBO-AP王座を獲得した場合のランキング優遇。結果としてOPBFは形骸化し、日本王座を避けるランカーも出る有様。そもそも日本王座を獲得せずして、つまり国内で何の証明もせずにワンチャン狙いの世界戦に興味なんか持てませんよ。
個人的には国内の地域王座の価値を貶めたことにWBOに関しては嫌悪感すらありますね。
より頻繁になる決定戦の乱立。そして、一時期のミニマム級王座に代表される国内での王座のたらい回し。
コロナの時代には多少、仕方ないところがあるものの、インスタントに世界戦を日本人対決で続けてマッチメイクすると萎えますね。
敢えて固有名詞を出す事を避けてますけど、こんな状況ではねぇ。
せめてK1から来てくれる人達やアマから転向してくれる人達を失望させる様な業界であって欲しくは無いですね。