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Channel: リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論
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3・27後楽園・久我vs小坂観戦記

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仕事の関係で当日まで足を運べるかどうかわからなかったのですが、何とか行けることになったので観てきました。久我の試合だしね。

内山の引退式が発表されるや、ぴあで扱ってる分は完売と言われた本興行。結構、景気のいい話も聞いていたので、当日券がゲットできない場合は神田の古本屋でも行くかと思って、会社帰りに駆けつけたら、普通に当日券が買えました。

自由席4000円と一番高い15000円かな?の席こそ無かったものの、6000円の指定B席を購入して会場入り。17時45分開始だったので第一試合のゴング直前ギリギリでした。しかし、指定の場所がイマイチだったのでバルコニーから観戦。平日ということもあったけど普通に取れたな・・・嬉しいやら寂しいやら。

客入りは最終的には7割~8割には満たないくらい?最近の興行でいうと入ってる方かもしれないけど、2000年代ならまぁまぁの入りで90年代なら不入りの部類ではないかなあ。

アンダーでワタナベから二人のアマ出身者がB級デビューしたのですが、いずれもタイ人が相手なので動くサンドバッグ状態。北側から「タイ人はボディを叩けば寝てくれるから~(大意)」という野次があり、関係者らしき人が野次を飛ばした本人に苦情を言いにいったりしました。

しかし・・・2試合とも野次の通りになってしまったのは何とも。

折しもタイ人招聘に規制がかけられた矢先ですから、皮肉なものです。本当に効果があるのかね。

石田vs川渕は荒々しくも客席を湧かす好試合。石田の手数と危険なタイミングを厭わない勇気に押されてか、川渕の豪打も単発気味。判定は3-0で石田に。

久我に挑戦経験がある田村がノーランカー、上岡に2RにTKOで圧勝。サクサクと休憩無しで進行していきます。

そして天笠と内山の引退セレモニー。この二人の引退は感慨深いものがありますね。天笠は富樫アナが内山は須藤アナが司会を務めました。この引退セレモニーの間に大森と和氣の公開スパーが挟まります。やはり、大森の本試合を観たかったなあ。

和氣がメインの勝者と対戦したいと発言、ちょっとサプライズと言おうか。今までが世界に挑むまでの過程で対戦相手に物足りなさが残ってましたが、ここで日本タイトルマッチを挟むのならば文句は無いです。

現実的に考えて相手はローマンか岩佐でしょうが・・・

 

そしてメイン。これを観に来たんだよなあ。久我vs小坂。

しかし、少しは久我を手こずらせるかと思われた小坂をしてカスリもさせない久我のスカ勝ち。左ボディ一発で溜息が漏れ、直後にダウン奪取。正直言って一度目で止めてもおかしくなかったと思ったものの、レフェリーの判断は続行。直後に2度目のダウンを奪って今度はストップ、久我圧勝でV2。

20時30分にはメイン終了。全体的にアッサリ感はあったものの、期待されたものが観れたということもあり、物足りなさは感じなかった。

 

強いて言えば、体重超過で決まってたカードが流れるのは何ともやるせない。先日の刈谷の興行では8試合中、3試合が流れたというし、体調不良等もあったとはいえ、決められた日にコンディションを仕上げられないのは選手本人だけでなく陣営も含めて、プロとしてどうなのか。

SNS上ではファンや同業の人達が失格した選手を庇う発言をしてたが、金銭を取るプロとしてそういう声に耳を傾けてしまったらどうなのかと思う。

率直に言ってこの辺りの認識の甘さ、緩さ、慣れあい感が最近の観客動員減少の遠因になってる気もするが、考えすぎだろうか。

 

 


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