本日、セミに出場予定のコーチ義人が1.8kgオーバーで計量失格になり、試合中止となりました。昨今、世界戦で外国人王者が計量失格するケースが増えましたが、日本国内もその例に漏れず多くなりましたね。
記憶に新しいのは最強後楽園決勝から日本王座防衛戦、はては再起戦まで体重超過となった村中優の例がワーストだと思いますが、4回戦クラスの試合でも結果として試合を中止にせざるをえないケースが多くなってます。
試合の大きさによって中止する際のリスクが増えてきて、やむなくハンディをつけて試合を行わざるをえないケースもあります。先日の山中vsネリ2や昨年のタパレスvs大森2等がそれに当たります。
アマでは有無を言わせずに失格を宣告できますが、プロの場合は金銭が絡む事情やスポンサー、テレビ局の大人の事情等があり、世界戦みたいな大きな試合では簡単に流せない事情もあります。
その点でプロは立場によっては制度は公平ではありません。
しかし、だからといって契約条項を反故にされた以上はなんらかのペナルティを課すべきは4回戦ボーイでも世界王者でも同じでしょう。
それがファイトマネーの減額、没収か、試合出場禁止等のサスペンド等かはあるにしろ。
水抜きという減量方法が浸透するにつれて計量失格が増えた気がします。もともとレスリングやMMA等で用いられた手法ですが、正しい知識と指導が伴わないで行われたからこその惨状なのでしょう。
プロはどの世界でも過程でなく結果なのですが、その競争舞台にすら上がれない以上はプロとまで言えません。
二度とリングに上がるなという強硬意見までは言いませんが、やはり何らかのサスペンドは率先して受けてからでないと、お客さんの前でリングに上がる権利は無いと思います。
あと、下手な擁護や甘言には惑わされないで欲しいです。