つい最近、女子ボクシング界隈でちょっとした騒動がありました。
基本、自分は女子ボクシングには興味が無いし、大概なら見過ごしてたのですが、JBC管轄下において、余りにも出鱈目なやり方だったので記録しておきます。
①女子サッカー出身の佐山という選手のデビュー戦に地方ジムの石井という選手がマッチメイクされた。
②佐山が怪我のため、石井戦が中止→しかし、佐山がツィッターで試合が行われること前提でチケット販売してることに試合中止を告げられた石井が苦言。
③佐山の対戦相手がタイ人に変更。
④当日の会場アナウンスでは石井が怪我で試合の相手が変わったと告げられる。
4回戦の試合で相手が変わることは男女問わず、良くあることなのかも知れません。興行的なメインのカード変更でない限りは余り、チケットの一般販売やテレビ中継等があれば、それに与える影響が出てくるわけではないからです。しかし、今回、問題なのは対戦相手変更に至る理由を相手に対しては自身の怪我と偽り、観客に対しては相手の怪我と二重の嘘で塗り固めたことです。元女子サッカー選手という肩書きで初戦は勝たせるための相手を組むならば、最初からタイ人と組めばいいのに、SNSが発達した現代では最初からそれでは何を言われるかわからないので巧妙にジムの力関係等も利用して嘘を付いたという印象があります。
そして、これが見過ごせないのが、今の協会長が主催してるジムが主導してることなんですよね。WBOアジア・パシフィックの承認とか日本ユースの設置とか、ファンの事をまったく考えない現行体制の長が率先してこんなことやってたら、ますますファン離れが進むんじゃないですかね?
現状は注目度が低い女子の4回戦だから、マスコミも黙殺してますが、この手の巧妙な嘘は小さな舞台で成功すると段々規模を広げて行きます。だから、今から糾弾しておく必要があるのではないでしょうか。ボクシングがモンキー・ビジネスに堕さないためにも小さな嘘でもファンが大きな騒ぎにする必要があると思います。