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Channel: リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論
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ボクサーは喧嘩自慢ではない。

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ファン・ランダエタがBreakingDownに出場しました。

現役を退いたボクサーが他の格闘技やプロレスに参加したりするケースは昔からありますが、BreakingDownに出場すること自体には複雑な気持ちになります。

プロレスのリングでは与えられた役割を演じることが求められるのでボクサーとしての誇りは失わない。異種格闘技戦も形を変えたプロレスと今はわかってしまってるのでジャンルの戦いという捉え方をする人もいなかったりする。

K1やMMAは真剣勝負だが、ルールの違いもあるし、相手がそのジャンルのエキスパートなので別のジャンルへの挑戦という意味なら納得がいく。

対してBreakingDownはどうなのか。独自のルールに乗っ取った真剣勝負ではあるものの、相手は格闘技のジムに通ってはいるだろうが喧嘩自慢の素人の場合もある。そして1分限定のキック・ルールはそんな喧嘩自慢がプロを食ってしまう可能性を最大限に引き出せる状況下でもある。そんな場所に引退してしばらく立つ身でノコノコ出て行って惨敗してたりしたら目も当てられない。

逆にBreakingDownに出てる選手がボクシングやMMAで勝てるのかというと難しいだろう。

今の時代に受け入れられてるのは事実だし、動いてるお金も大きいのでBrekaingDownを一概に否定は出来ないが引退したボクサーやMMAのファイターをその場で見ることは複雑な思いになる。ファンの思いだけで引退後に飯を食うことは出来ないのかも知れないが、現役のときはファンの思いで飯が食えてたわけだからもう少し、やってきた格闘技に対しての矜持を持って欲しいですね。

 


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