1994年11月12日 於東京・後楽園ホール
第二回骨法の祭典
誰も望んでない骨法の記録まとめです。
骨法の特徴として格闘技界のトレンドを取り込む部分もありました。
ただ、飽きっぽいのか長続きしないことも。
第一回のテーマは立ち関節(ヴォルク・ハンのコマンドサンボの影響)、そして第二回以降はバーリ・トゥード・・・グレイシーの影響を受けまくりでしたね。そんななか、今回は音楽隊が無くなりました。
・試合時間は10分?すいません確認取れず。
・2本先取の3本勝負
・道着上下着用で素手・素足の初期バーリ・トゥード
・頭突き・金的はおそらく有り。髪の毛掴みもOK
・目潰し、噛みつきは反則・・・ってことでしょうか。
試合結果は以下の通り
※2本目以降のタイムは試合開始時からの通しタイムです。
1.高田一道(2-0)石上英治
①高田(1:00腕ひしぎ立ち捻り=ハンマーロック)
②高田(3:29腕十字固め)
2.角田健二(2-0)古橋輝道
①角田(0:32腕十字固め)
②角田(2:03腕十字固め)
3.阿部一英(2-0)内田持安
①阿部(1:43腕返し腕絡み=V1アームロック)
②阿部(3:23腕十字固め)
4.北条 誠(2-0)小森谷衛
①北条(1:02腕十字固め)
②北条(2:27腕ひしぎ立ち十字固め)
5.大原 学(2-0)町田誠一郎
①大原(0:52腕十字固め)
②大原(1:54送り襟絞め)
6.小柳津弘(2-0)小澤 賢
①小柳津(6:13送り襟絞め)
②小柳津(7:01腕十字固め)
※以下2試合は1本勝負。
7.敢闘賞決定戦
・北条 誠(1:17腕十字固め)阿部一英
8.優秀選手決定戦
・大原 学(4:41腕十字固め)小柳津弘
よりバーリ・トゥード色の濃くなってきた今大会では掌打や首落とし(ドラゴン・スリーパー)、浴びせ蹴り、鬼殺しといった骨法独自の技で極まることが皆無になってきました。実践を追求すればするほど、骨法のオリジナリティが希薄になってきますが、喧嘩芸を謳ってしまってる以上はそっちの方向から目を反らせず、堀辺氏にとってのジレンマが出てきた頃だったのかもしれません。