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Channel: リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論
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ないものねだり

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比嘉大吾の次戦が決まりました。

2月の試合は1Rで終わったとはいえ、最近の選手で世界戦が二ヶ月しか間を開けないというのは去年の年末の拳四朗位でしょうか。

若くて勢いがあるだけに、とにかくガンガンと試合をする姿勢は好感が持てます。やはり、試合で注目を浴びるのがプロだしね。

 

 

 

とはいえ、個人的に今の比嘉に欠けてるものがあります。

それはマッチメイク上での日本人ライバルとの対決。去年、WBAの王座を保持してた井岡に対戦を迫ったものの、引退を理由に素気無く振られ、世界を獲得してからは勢い外人との対戦が増えています。

個人的に日本人同士の世界戦は余程の事が無い限り、安易に組んで欲しくは無いのですが、軽量級で同一階級に日本人世界王者が複数存在するならば統一戦という但し書き付(またはそれに匹敵するカード)ならばアリではないかとも思えてきました。

特に比嘉は海外でのユース奪取→東洋→世界と「ほぼ」正当なルートを走ってきたものの、日本王座との絡みは無かったわけですし。

やはり世界挑戦のこの時期に同程度以上のキャリアを持つ日本人選手との凌ぎあいは観たかった。しかし、だからと言って粉川や黒田との対戦もなぁ・・・

ただ、相応の立場と強さを持ってる選手との対戦ならば是非観たい。

例えば

①木村翔(青木)

 

 

※大振りだが、尽きぬスタミナと突進力に満ちたタフ・ファイター。

あの風車の様なパンチを掻い潜って比嘉が強打をぶち込めるか。

CとOの統一戦ならば是非。

 

②田中恒成(畑中)

 

 

※ライトフライ級王座を返上してフライ級転向を決めた田中との対戦は是非、観たい。あのキレキレのスピードに対して比嘉が武骨な強打で捕えることが出来るのか。

 

この二人ならば比嘉への挑戦もアリではないのか。

今の比嘉だとなまじっかな外人ランカーが相手だと物足りなく感じてしまう。それならば国内戦線で絡めなかった日本人ライバルと今、世界という場で争うのもいいのではないでしょうか。

※これはすべての王者に当てはまるわけではないので念のため。


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