久保隼がダニエル・ローマンに敗れて王座陥落。
自分も含めてですが、久保に手厳しい論調が目立ちます。実質いいところ無しで完敗したわけですから、プロである以上はこれらの批判も受け止めて次への踏台にして欲しいものです。
しかし、問題は別のところにあるのではないか。
①久保がファンを納得させる過程を踏んでいないのに世界を獲ってしまったこと。
②防衛戦で結果を積み重ねて評価を上げねばならなかったのに負けてしまったこと。
この2点に尽きるでしょう。
久保はOPBFのSバンタム級王座を2度防衛こそしてるものの、国内で厚い層を誇る階級であるにも関わらず、実力測定可能な日本人と戦ってない。いきなりの穴王者、セルメニョへ挑むという幸運が世界王座を手繰り寄せてしまったわけです。
それならば防衛戦で評価を上げるしかないわけですが、ローマンになすすべなく完敗と来ては批判の声に抗うことが出来ませんでした。
せめて日本王者の久我や現OPBF王者の大竹、松本亮などと拳を交えていれば、もう少し何とかなったりしたのではないかと思います。
ある意味、ボクサーの真価は負けてからなので、これから世界を狙ううえでの筋金を入れていって欲しいものです。
あとは気になるのがミニマム級(WBO)のタライ回しですね。え
おかげで山中竜也の王座奪取も日本国限定世界王座にしか見えません。何だかなあ・・・
これは観戦仲間の太陽と海さんに指摘されたのですが、WBOのミニマム級王座は5代とも日本人が続いてるとのこと。
ロドリゲスJRが王座返上した後はこの様な経緯です。
高山vs大平のIBFとWBOの王座決定戦以来がこうですね。
①高山勝成(大平・原)
②田中恒成
③高山勝成(加納)
④福原辰也
⑤山中竜也
これではタライ回しじゃないですか。
現王者の山中は久保以上に信頼が置けないんですよね。
OPBFは決定戦で獲って、一度も防衛戦を行わずに返上ですし国内の強豪との対戦は・・・う~ん。
とりあえずカジェロス相手に福原以上の勝ち方を見せてくれないととは思います。間違ってもV1戦が日本王者の小西を持って来て欲しくないですね。まさかね?
すいません、山中と小西は同僚でしたね(汗)、一定のジムでタライ回しになる可能性があるので釘を刺しとこうと思います。
ご指摘感謝します。