認可以来、一部の方々に大人気のWBOアジア・パシフィック王座。
OPBFを獲得してもWBCの15傑以内に入れる保証が無い一方でカマセのタイ人と決定戦をやっても獲れればWBOの世界ランク15位以内に入れる魔法のベルトです(笑)。
まぁ軽量級ならチャンスは広がるかも知れませんが、中量級以上に関してはこの限りでないのは他の団体と同じでしょう。それか、亀海みたいに長期滞在して海外で実績を残してチャンスを掴むか。
とりあえず選択肢だけでも広げておくということなんですかねえ・・・
1.小原佳太(三迫)
※日本→東洋を獲得して世界挑戦と正当な道程を歩んでいたものの、肝心の世界戦でトロヤノフスキーに2RKO負けで惨敗。
世界的に層が厚いこの階級で他団体からでもチャンスが回ってくるかはわからない。そのために獲れる王座は獲れるだけ獲るつもりなのかもしれないが、このまま、この王座の防衛戦に拘ってキャリアを浪費するつもりなのか。
亀海の様に自ら海外へ出ていくか、国内でより格上のランカーと対戦していく方がいい様に思う。かって岩渕戦を実現させ、ウォルター・カスティーリョとの挑戦者決定戦に出るために海外まで足を運んだ気概はどこに行ったのだろうか?陣営の覇気にも期待したい。
2.岡田博喜(角海老宝石)
ジェイソン・パガラが体重超過ではあったものの、ここで勝ったのは大きな実績だ。国内でのライバルは小原位だろう。
ここで防衛戦に拘ると、岡田も遠回りを強いられる。
より格上の相手と戦えるなら、いつでもあの王座は放棄して上を目指して欲しい。国内では(小原以外)既にやりきっただろう。ならば次は上位ランカーとの対戦を目指すべきだろう。
フェザー、そしてライト級以上はまだまだ、日本人ボクサーが到達し切れていない崇高な頂きでもある。
重く、硬い強打で破壊的な試合を見せる小原。多彩な左を起点にキレのある攻めを見せる岡田。二人とも国内では突出した存在であるが、ことvs世界となると非凡は平凡にすらなりえる。
ならばこそ、二人揃って世界へ挑戦でなく、直接対決で雌雄を決してから世界へと歩んで欲しいのだが。階級別と言っても小原はSライトでもチャンスがあれば・・・と発言してることですし。
我々が見たいのは談合でなく、奪い合い。さて、二人とその陣営は我々の期待に応えてくれるかな。