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Channel: リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論
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日本にマクレガーは必要か

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いろんな意味で注目されたフロイド・メイウェザーvsコナー・マクレガーの異種格闘家対決in ボクシング。

このイベントの成功で海の向こうではマクレガーがマリナッジとの対戦を画策したり、ガブリエル・ゴンザガが4回戦で戦ったりしてます。

ま、バックボーンが何であれ、片手間でなく順序立てて挑んでくるならいいのではないかと思います。そんなに甘くないだろうし。

 

さて、我が国のボクシング界。異種格闘技からの参入としては元K1ファイターの藤本京太郎がいますが、問題なのはかの階級に人材がいないことです。石田が引退したら国内では誰もいないからオセアニア圏から外人を呼ぶしかないわけだし。

そもそも国内ヘビー級はまだ未開拓なので異種格闘家もその気になれば参入できる余地があり、それは昔から変わってません。

この様な状況に風穴を開けるべく、過去に何度か行動を起こしたことはありましたが、いずれも志半ばに終わってしまいました。

例えば、古くは片岡昇やコング斉藤などを輩出して国内を盛り上げようとしたり、90年代の西島洋介(山)の出現とヨネクラや協栄などがK1とのタイアップによるヘビー級選手育成に乗り出したりとか。

しかし、当時も今もまったくのゼロからヘビー級選手を育てるノウハウは我が国ではありません。

そこで、もう一つの手としては藤本の様に現役の異業種選手の本格参戦はどうかなとも思います。ヘビー級ではないものの、三浦広光の例もありますし。

K1のヘビー級でも過去の佐竹や武蔵に相当するポジションの選手はあまりいないし、どこか環境を整えて受け入れてくれれば、また新しい可能性が出てくるのではないかなぁとボンヤリと考えます。

コナー・マクレガーみたいなケースは賛同しないけど、ボクシングという競技のルールに沿って、順序だてて上がってくる意思を持ってる選手なら異種競技からの参入も大いにして欲しいところです。

 

 

 


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