メキシコのツチノコが日本に寄生するみたいです。一般に外来種は生態系を崩すので害獣扱いされるものですが、これも例外では無いでしょうね。他の害獣は2匹とも駆除されたので今回も早期の駆除を望みます。カマセという餌をやらないでください!
まあ、アレも駄目なんですが、それ以上に駄目駄目感を出してるのがWBOアジア太平洋の王座です。認可しなくてもやっていいよとなったら早速、何試合か日本で実施。節操無いですね。
あまり世間の認知度とかここで言いたくはないのですが、世間的には今の日本が抱えてる世界王者を全員ソラで言える人は稀でしょう。
しかし、専門誌を毎月欠かさず買う人やネットで関連のSNSを気にしてる人なら世界王者はソラで言える、東洋や日本の地域王者も同様だと思います。多分・・・東洋は疑問かな。
しかし、ユースやWBOアジア太平洋はどうなのか。暫定も含めて今、決まってるタイトル戦の組み合わせを全部覚えてる人がいたら、ボクシング・ファンの中でもそりゃレアだわな。
雨後のツチノコ・・・もとい竹の子の如く、地域王座の国内解禁をしたらこの展開。まったく節操が無いったらありゃしない。しかし、これに賛同する人もいて、その言い分もあるそうです。それは・・・
①タイトルマッチと名打った方が興行の宣伝に都合がいい。箔がつく。
②WBOの上位ランクに入れる。
③ボクサーたるもの無冠よりもベルトの一つも欲しい。
というものに集約されるみたいです。しかし、かって日本ランキングの幅を広げたときに興行の宣伝を謳っていたものの集客は伸びなかったし、②のWBOのランクインに関しても、国内で凌ぎ合いをしてこなかった選手が即世界へ通用するとは思えない。③は論外。思い出作りで完結するのはプロでは無い。ランカーで終わっても何年も語り継がれてるボクサーはいくらでもいる。赤井英和もベルトを巻くことは無かったぞ。しかし、芸能関係の仕事をしてなくても恐らくは今でも語り継がれてるであろうことは想像に難くない。青空西田や川崎タツキはどうだろう。世間に知名度は無くとも、普通にボクシング・ファンであれば彼らの戦いぶりは容易に脳内で再生できるはずだ。
ランキングも無い、防衛期限も無い、王者も挑戦者も何者なのかわかりはしない、そんな王座に価値なぞあるものか。そして何年か経ったあと、ボクシング・ファンにすら、こう言われることになるだろう。
「そういえば、WBOの何ちゃらって名前の王者だったみたいだけど、君の名は?」