最近、某所での地元判定の議論がえらい活発だったので興味深く読ませてもらいました。
山中vsモレノ1を題材に地元判定云々が語られてましたが、あれはそういう試合じゃないんではないかなぁ・・・というのが正直な感想。
政治的な意図が働く場合もありますが、日本人絡みでそこまで酷い試合ってどこまであるのでしょうか。
①自分の意に沿わない試合はすぐ地元判定認定。
②ラウンド毎でなく、全体印象でのギャップから違和感。
①は論外。ただし、リスペクトをしつつも判定に疑義を感じて、ファンが語り合うことは自由だし、自分の見方を見直すキッカケにはなるのでは。
②映像を見直すと、初見程にポイント差が無かったり、結果に納得することもある試合。
例えば個人的には鬼塚vsタノムサク1、新井田vsチャナ、山口vsムリーリョ1がそれに当たるかなあ。MMAでも全ラウンド通して優劣をつけるPRIDE式採点に慣れてる人がボクシング寄りのラウンド・マスト10点法採点のUFCとか北米MMAの採点に戸惑ったりしてましたし。
例えば昔の試合で極端な地元判定と言われたオーストラリアでの原田vsファメンション1も今の目で観ると結構、妥当な判定に見えるし、国内では具志堅vsリオス1も苦戦の類だろうけど、リオスの勝ちの目は無いなというのが見直した個人的感想。どうしても納得しかねるのは渡嘉敷vsマデラ1と鬼塚vs林在新(林小太郎)ですかね。
近年では先の山中vsモレノ1や去年の木村悠vsペドロ・ゲバラとかはいろんな見方が出来る試合だし、ジモハン、ジモハンと馬鹿の一つ覚えみたいに叫ぶ暇があるなら、じっくりと何度でも見直して自分の見方を構築して言った方がいいと思うのですけどね、ボクシングが好きならば。過去の試合でどう観ても結果は覆らないけど、何年か経って見直すとまた違った面が見えるかも知れない。(だからマニアは過去映像を集めるのか(笑))
これから秋の夜長にそういう観点で際どい試合を見返すのもまた一興かも。
以下お勧めの試合:国内版
①小林弘vsアントニオ・アマヤ1,2
②柴田国明vsエルネスト・マルセル
③具志堅用高vsペドロ・フローレス1
④ペッツリオ・ゴンザレスvs小熊(大熊)正二
⑤渡辺二郎vsパヤオ・プーンタラット1
⑥新井田豊vsロナルド・バレラ
⑦小松則幸vsトラッシュ中沼1,2
⑧池仁珍vs越本隆志
⑨デンカオセーン・クランディーンジムvs久高寛之
⑩徳山昌守vsジェリー・ペニャロサ1,2
※例の一家は当ブログではボクシング、ボクサーのカテゴリーに含まれないので除外してます。