いろんなところで語られてますが、フジの放送云々が酷いのは相変わらずとして、この内容なら言われても仕方ないかなというのが率直な感想。
先日、大田区で一緒に生観戦したプクーさんとも試合後に話してたことですが、井上兄に対する不安要素が浮き彫りになってしまいました。ライトフライのV1戦であるサマートレック戦のグダグダ感を思い出させますね。ペッチパンボーンがサマートレックと同門とは言え・・・
まず、不安を感じさせた点。
①減量の影響か?試合の度に負傷が多い点。
※エルナンデス戦での脹脛痙攣、佐野戦、ナルバエス戦、カルモナ戦での拳骨折(負傷)など。そして今回は拳と腰のダブル・パンチ。
②試合が長引いたときの展開が平坦に過ぎる。
※メリハリが無いというか。序盤に倒し損ねると、リズムがやや単調なのか、相手がパンチに慣れてしまうことがある。サマートレック戦、カルモナ戦、今回のペッチパンボーン戦。勿論、これは観る側の問題でもあり、格下と思われる相手に対して、圧倒的な勝ち方を過剰に期待してしまう。(ただ、海外のスター選手はこの比でないプレッシャーと戦っている。)
勿論、収穫もある。これは太陽と海さんがブログで指摘していたことだが、長いラウンドの試合を経験したこと。2Rで終わった2014年12月のナルバエス戦から、また2Rで試合が終わった2015年12月のパレナス戦までの1年間と比べれば、苦戦やKOへの期待から来るプレッシャーも込みで12R+10Rを2試合で経験したことはきっと大きな糧となるはず。拙戦であれば尚更(笑)。嫌な思いの方が忘れられないものです。
ただ、今、ロマゴンを口にするのは失礼だなぁと思いましたが。勝ち方云々よりもまずは本当にベストの状態で継続的に上がれる様にするのが先決ですね。どうせやるなら、ベストの状態でやって欲しいです。
他の試合に関しては井上弟はある意味、等身大というか。
サルダールの失速もあり、後半に盛り返したものの、一瞬の隙によるダウン癖やパワーレスな点は相変わらず。タパレス挑戦がほぼ決まりみたいですが、先日、王座陥落した河野あたりとのマッチアップの方が観たいです。ゴリゴリ系を相手に今までみたいなマイペースを貫けれるかな。
清水のデビュー戦はカットばかりでよくわからない。独特の試合スタイルなのであのまま上に行ったら面白い存在になりそうですが、韓国人相手では明るい未来か、暗い失望かも良くわからなかったです。
世界に夢見る存在だけに下手に「ぎょーかい」の方々が囲い込まず、もっともっとボクサーとしての矜持を見せるような試合を組める環境に置いて欲しいものです。