テレビは無料(タダ)で観るものという文化が長く続いてきた我が国において、有料視聴は未だに高い壁になっています。
周囲を見渡してもPPVどころか、WOWOWやスカパーに加入してる人を探すのが難しい状況は令和の世でも変わりません。
サブスクに加入してる人がいるとはいえ、youtubeでの無料配信や誰かが(違法でも)あげてくれるのを待つというコメントがSNSに溢れるくらいです。
こんな状況で井岡はフランコとの再戦をAbemaTVで6200円という金額設定でPPV売り出しをしてるのだから心配にもなってきます。
米国ではスター選手のビッグマッチはPPVが当たり前ですし、普通に日本円で1万円前後の価格が設定されたりもします。ボクシングだけでなくUFCや他のMMA、更にはグラップリング、BJJ等もPPVで販売されることもあり、その文化は完全に溶け込んでる様に思います。
では、日本はどうか。過去にPRIDEが相応の契約件数を確保してましたし、最近ではRIZINがプラットフォームを変えながらも人気を博してます。
ボクシングは?我が国ではPPVとは折り合わないのでは?
理由はいろいろ考えられますが
①地上波の影響力が未だに強く、TVに金を払いたくない層が多いこと。特にボクシングの世界戦はつい最近までなんだかんだ言いながらも地上波で観れてたので。
②メイン至上主義なのでメインがコケてしまった場合に満足度が大幅に減じること。この点、MMA等はパッケージで売ってるので他の試合でカバー出来ますね。
③ファン層の年齢が高いのでPCやデジタル放送が苦手な率が高いであろうということ(推察)。PPVの購入が面倒とかね。
後は井岡vsフランコは去年の大晦日に地上波で無料で観れたので、再戦に金払って観るのかなという疑問もあります。
加えて配信だと録画も出来ないし、入場曲も権利関係で聞かせられないケースもありますので細かい不満は募りますね。
表向きのプラットフォームの華やかさだけに気を取られずにキッチリと準備して取り掛かって欲しいものです。
だから味音痴と言われるんですよ、Abemaさん。