山根問題で騒がしい中、いかがお過ごしでしょうか。
なんか、この手のマスコミの取り上げ方は既視感あるなあと思ったら、程度の差はあれ、亀vsランダ1直後の亀バッシングを思い出しました。
事件の本質というよりも目の前の事象を面白がり、叩くという点は同じ。そして物事の本質を微妙にずらすこともそう。
お金や人事の件に関しては法律に乗っ取って処分してくださいとしか門外漢は言えない。
一番の問題はやはり、奈良判定と言われる部分。ボクシングに限らず、アマ競技を学校の部活でやってた人達は薄々感じてたであろう地域派閥判定、学閥判定、とも言える部分が明るみに出たことではないでしょうか。
ある競技をしてた自分の知人は「八百長学校」とある学校が言われてたことを普通に話してくれました。ボクシングではないけどね。
自分は学生時代はそこが絡むまで上に行ったわけでないし、ましてその辺が入り込む要素が少ない競技だったから、実感したことは無いけど、仕事やプライベートで元全国レベルのアスリートと話するとそういう話は普通に出てきます。
世間の人でもそういう事を聞いてた人はいたでしょうが、物的証拠も無いし噂話の域を出なかったわけで。
それが今回は全国ネットで流されたわけだから、競技の根幹を揺るがす事はもっと問題になっていいんじゃないかと思った次第です。
誤解無く言えば、この部分が潔白だったら山根だろうが、誰だろうが別にいいんですよ。金とかおもてなしもこれに間接的に絡んでるから問題なのであって。
思えば亀田問題も行儀や素行の悪さとか、どうでも良かったんですよ。
一番は彼らの試合が「インチキ」「イカサマ」と思える事象が多かったことだし、マスコミや審判団も巻き込んでの不正としか言いようが無かったことが問題だったわけですし。マッチメイクもそうですけどね。
世界の山根でもカリスマでもどうでもいいから、まずはこの手の見えざる力を浄化してくれないと、山根氏を追放して終わりというわけにはいかないと思います。
ま、プロも亀田家とべったりだった、あの人を復帰させた時点で対岸の火事とは言えないと思いますけどね。